#Positive Psychology

感謝を”表現する”とその効果は高まる

感謝の気持ちが私たちの心や体に良い効果をもたらすことについてお伝えしましたが、当然のことながら、感謝を表現することでその効果は更に高まります。
 
例えば、感謝を表現できる人は、他者との関係性をより肯定的にとらえることができる他、他者からより多くの親切や支援を受けることができます。すると更に感謝の気持ちが高まります。夫婦や恋人同士を対象にした調査では、相手に対する感謝の気持ちが多いカップルほど長続きすることが明らかになっています。
 
では、こんなにも良いことに溢れている感謝の気持ち、あなたは誰に対してもうまく表現できているでしょうか?以下に感謝の効果的な伝え方のポイントを3点ご紹介します(Algoe,2018)
 

1.相手がもたらしたものよりも、行為そのものへの感謝を伝える

例えば相手が花束を抱えてやってきたとします。それに対して、花がいかに美しいか、自分はいかに花が大好きかを伝えるより、花が好きだと覚えていてくれたこと、時間をかけて一輪一輪選んでくれた「あなた」に対して感謝を述べることが重要です。

2.シンプルな「ありがとう」を大事にする

感謝の気持ちが生まれても、その場の雰囲気や自分のムードが原因で表現できなかったり、どのように伝えようかと悩んでいるうちに機を逃したりすることがあります。そんな時は「うまく伝えよう」と考えず、とにかく「ありがとう」の一言を口に出すことが大事です。口で伝えることが難しい場合は紙に書いて伝えましょう。相手はたとえそれが一言であっても、感謝を伝えられたことであなたに貢献したことへの価値を見出すことができるのです。

3.相手への誠実な態度が重要

相手に対する誠実な態度が感謝の効果を高めます。「誠実な態度」は、相手を気遣い、理解を示すことで表現することができます。やみくもに感謝の言葉を並べることはかえってマイナス効果をもたらします。
 
親やパートナーなど、相手が身近な人であるほど感謝の気持ちを伝えることが難しく、タイミングを逃してしまうという人も多いでしょう。まずは小さなメモからスタートし、少しずつ言葉を増やしていくなど、小さなステップを重ねてみてはどうでしょうか。
 
 
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参照:Sara Algoe, How to Say “Thank You” to Your Partner, Greater Good Magazine(カリフォルニア大学バークレー校Greater Good Science Center発行), 2018年2月27日掲載 
https://greatergood.berkeley.edu/article/item/how_to_say_thank_you_to_your_partner
 
Amie M. Gordon, Gratitude for Lovers, Greater Good Magazine(カリフォルニア大学バークレー校Greater Good Science Center発行), 2013年2月5日掲載 
https://greatergood.berkeley.edu/article/item/gratitude_is_for_lovers

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